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富士山は、春、夏、秋、冬の四季を通じて美しい景観と変化に富んだ豊かな自然を有するわが国最高峰(最高点は剣ヶ峰の3776m)の円錐状の成層火山(strato volcano)(注1)で、山岳、湖沼、森林、海岸、島などからなる富士箱根伊豆国立公園(昭和11年2月1日指定 面積121,850ha )のシンボルです。
富士山は、白山や立山などと共に古くからわが国を代表する名山として、広く国民に親しまれ、わが国の誇りの一つでもあり、日本列島のランドマークでもあります。
また、富士山には、17世紀初期の寛永年間に始められたといわれる富士山そのものを信仰の対象とする富士講と深く関わる白衣、金剛杖、腰に鈴の道者姿が白一筋に埋める登拝の道も残され、浅間大神が鎮座する神の山、或は、霊峰富士として数多くの庶民に崇拝されてきました。冨士講は、上野、下野、常陸、安房、上総、下総、相模、武蔵
の関八州を中心として、信濃、越後、奥羽、時には、長門の方面まで分布していたといわれています。
田子の浦ゆ うち出でて見みれば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける (山部赤人 「万葉集」より)
富士には月見草がよく似合ふ(太宰治 「富嶽百景」より)
古くは、万葉集、そして、新古今和歌集、続日本紀、竹取物語、更級日記、江戸後期には、浮世絵師・葛飾北斎の「富嶽三十六景」、安藤広重の「東海道五十三次」、小説家・太宰治の「富嶽百景」などの作品のモチーフや題材にもなり、遠方より望む秀麗な山岳景観に込められた歴史的価値、文化的価値、それに、芸術価値もきわめて高いと言え、富士山は、わが国の文化財保護法でも、昭和27年(1952年)に【国の特別名勝】に指定されています。
それ故に、富士山は、わが国を代表する観光資源の一つとして鑑賞価値も高く、(財)日本交通公社が全国の約8000の自然資源や人文資源などの観光資源を客観的データと専門家の判断により総合評価したランクでも、摩周湖(北海道)、十和田湖、白神山地のブナ原生林(青森県・秋田県)、尾瀬ヶ原(福島県・群馬県・新潟県)、東照宮(栃木県)、黒部峡谷(富山県)、穂高連峰(長野県)、皇大神宮、式年遷宮(三重県)、延暦寺(滋賀県)、修学院離宮庭園、桂離宮庭園(京都府)、姫路城(兵庫県)、法隆寺、東大寺(奈良県)、高野山(和歌山県)、出雲大社(島根県)、厳島神社、広島平和記念資料館(広島県)、秋芳洞・秋吉台(山口県)、阿蘇山と外輪山(熊本県)、屋久島、屋久杉の原始林(鹿児島県)、西表島(沖縄県)などと共に、特A級(わが国を代表する資源で、かつ世界にも誇示しうるもの。わが国のイメージ構成の基調となりうるもの。特A級として評価されているものは37ある)として評価されています。
富士山は、私たちに、近くは、富士五湖(河口湖、山中湖、本栖湖、精進湖、西湖)や箱根から、遠くは、新幹線の車窓から、或は、飛行機の機中から、或は、新宿副都心などの東京のビルの谷間からその雄姿と景観を楽しませてくれ、明日への勇気と希望など感銘を与えてくれました。また、古くは30年近い前になりますが、新入社員入社前研修で滞在した、富士のさと「国立中央青年の家」(〒412-0006
御殿場市中畑2092-5)から毎日見た富士山の雄姿と景観、「国立中央青年の家」の「希望の歌」も歳月が経った今も深く印象に残っています。
希望の歌 (作詞:足立 浩 作曲:音成彦始郎)
青い空 雲もなく そびゆる 富士は
若人の希望のしるし 仰ぎみて 生きるよろこび
しみじみと ふかまるよ ここ 青年の家
風かおる さわやかに みどりの髪は
若人の誇りのしるし なびかせて 語ればいとど
友情の ひろがるよ ここ 青年の家
霧ながれ 雲はしる 箱根の山は
若人の つよさのしるし のぞみ見て 生きる力の
たくましく みなぎるよ ここ 青年の家
私たちは、その恩返しとして、わが国の誇れる富士山をユネスコ世界遺産(出来ることなら日本では最初の複合遺産(注2))にすることを内外にアピールしていくことを当シンクタンクの21世紀プロジェクトの第一弾と位置づけ、富士山のユネスコ世界遺産化を、あらゆる機会をとらえ、アピールしてまいりたいと考えています。
世界遺産は人類共通の財産(our common heritage)という考え方がありますが、身近なものやかつて訪れたことがあるものについては親近感を覚えますが、そうでないものについてはピンとこないというのが実感かもしれません。このことは日本にある世界遺産についても同様ですが、富士山は世界遺産ではなくても、また、富士山の近隣に住んでいなくても、富士山はわたしたち日本人共通の財産であると認識している人は数多いと思います。
富士山がユネスコの世界遺産になる為には、単に、有名であるということではなく、その顕著な普遍的価値(outstanding universal
value)、すなわち、その真正性(オーセンティシティ)、或は、完全性(インテグリティ)、ユネスコ世界遺産の登録基準を一つ以上満たすことへの適合性、そして、他の類似物件との比較においての優位性などの正当性を証明しなければなりません。
世界遺産の登録基準
(i)人類の創造的天才の傑作を表現するもの。
(ii)ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、 町並み計画、 景観デザインの発展に関し、
人類の価値の重要な交流を示すもの。
(iii)現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または、 少なくとも稀な証拠となるもの。
(iv)人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、 または、景観の顕著な例。
(v)特に、回復困難な変化の影響下で損傷されやすい状態にある場合における、ある文化 (または、複数の文化)、或は、
環境と人間との相互作用、を代表する伝統的集落、 または、土地利用の顕著な例。
(vi)顕著な普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、 文学的作品と、直接に、または、明白に
関連するもの。委員会は、この登録基準は、 他の基準と一緒に 適用されることが望ましいと考える。
(vii)もっともすばらしい自然的現象、または、ひときわすぐれた自然美をもつ地域、 及び、美的な重要性を含むもの。
(viii)地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには、生物の記録、 地形の発達における重要な地学的進行過程、
或は、重要な地形的、または、自然地理的 特性などが含まれる。
(ix)陸上、淡水、沿岸、及び、海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつ ある重要な生態学的、生物学的プロセスを
示す顕著な見本であるもの。
(x)生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいる もの。これには、科学上、または、
保全上の観点から、普遍的価値をもつ絶滅の恐れの ある種が存在するものを含む。
そして、世界遺産としての価値を将来にわたって継承していく為の恒久的な保護・管理措置が講じられていることが必要です。
これらのユネスコ世界遺産への登録要件を満たすことが出来るならば、日本政府は、文化審議会(旧文化財保護審議会)の審議等を経て、日本政府の推薦物件として、<暫定リスト提出書式>、そして、<世界遺産登録に向けての物件の推薦書式>の書類をユネスコ世界遺産センターに提出する運びとなります。
2000年11月に開催された文化財保護審議会世界遺産条約特別委員会(座長 坪井清足元興寺文化財研究所所長をはじめ、金関恕ユネスコ・アジア文化センター文化遺産保護協力事務所長、平山郁夫前東京芸術大学学長など有識者10人の委員で構成)で、今後、わが国が、5〜10年以内に世界遺産に登録予定の推薦候補物件を記載した「暫定リスト」<世界遺産に未だ登録されていないのは、「古都鎌倉の寺院・神社」、「彦根城」の2物件>への追加対象として、「平泉の文化遺産」、「紀伊山地の霊場と参詣道」、「石見銀山遺跡」の3物件が選定されました。
また、同委員会は、「今後の調査研究や保護措置などの状況によって、将来的に候補物件を追加することを検討することが必要と考えられるとし、例えば、富士山は古来より霊峰富士として聞こえ、富士信仰が伝えられると共に、遠方より望む秀麗な姿が多くの芸術作品の主題となるなど、日本人の信仰や美意識などと深く関連しており、また、今日に至るまで人々に畏敬され、感銘を与え続けてきた日本を代表する名山であり、顕著な価値を有する文化的景観として評価することができると考えられる。富士山のこのような面については、今後、多角的、総合的な調査研究の一層の深化とともに、その価値を守るための国民の理解と協力が高まることを期待し、できるだけ早期に世界遺産に推薦できるよう強く希望する」との見解を示しています。
富士山をユネスコ世界遺産に登録する為の手順としては、まず、この「暫定リスト」にノミネートされることが必要です。すなわち、日本政府が、富士山はユネスコ世界遺産に登録することがふさわしいということを認知し政府推薦することが前提になります。
それでは、「ユネスコ世界遺産とは何なのか?」について、私共の世界遺産観を述べてみたいと思います。また、富士山をユネスコ世界遺産にしていくための視点、なかでも、その顕著な普遍的価値についての証明が必要です。
この点については、私どもは、富士山が有する独特の景観(ランドスケープ)と、その精神的価値に着目したいと思います。
富士山の自然については、Udvardyの地域区分によると、旧北界(The Palaearctic Realm)、常緑樹林(Japanese
Evergreen Forest)、亜熱帯および温帯雨林(Subtropical and temperate rain forests or
woodlands)に属します。その特性としては、
第一に、富士山の単独峰の成層火山は貴重で、また、流動性が大きい玄武岩性溶岩により形成された溶岩トンネル、溶岩洞窟、それに、溶岩樹型も地形学上重要であるとされています。
第二に、火山噴火後に形成された溶岩上に発達した植物群落、また、青木ヶ原樹海に発達した溶岩洞穴群は広大な洞窟動物の生息地となっており、環境条件の変遷に適応した節足動物など生物学的過程を示す顕著な例として学術的に重要であるとされています。
第三に、独立峰としての美的景観は日本随一であることです。
富士山の世界遺産化運動については、1992年にわが国がユネスコの世界遺産条約を批准した頃に、地元の熱心な市民や自然保護団体の方々を中心に「富士山を世界遺産とする連絡協議会」(最終的に、静岡県側14団体、山梨県側8団体 合計22団体)を組成、全国的な246万人の署名を得て、1994年には「富士山の世界遺産リストへの登録に関する請願」として国会請願の段階にまで達しましたが、1995年に開催された「富士山国際フォーラム」で、ユネスコ世界遺産センターの関係者から「富士山の世界遺産化については環境保全の対策に問題がある」との指摘もあり、結果的に、富士山を世界遺産にする旨の政府推薦はなされなかった経緯があります。
富士山を取り巻く環境は、地域開発が進むと同時にゴミやし尿などによる環境汚染、植生維持の困難、悪質なオフロード車やオフロードバイクの車道外への乗り入れなどの問題が深刻化しています。現場を一度見れば、果たして世界遺産として恒久的に保護管理していける体制にあるのかといった疑問が残るのも事実です。こうした事実認識から、環境省など国の機関、そして、静岡県、山梨県の関係自治体も富士山を取り巻く環境の保全化に向けて、前向きに取組んでいます。
なかでも、1998年に山梨県と静岡県が共同で制定した「富士山憲章」は、私たちが守るべき行動規範で、大変わかりやすく、他の世界遺産地などでも通用するモラルや心構えが定められています。
富士山憲章(平成10年11月18日 山梨県・静岡県制定)
富士山は、その雄大さ、気高さにより、古くから人々に深い感銘を与え、「心のふるさと」として親しまれ、愛されてきた山です。
富士山は、多様な自然の豊かさとともに、原生林をはじめ貴重な動植物の分布など、学術的にも高い価値を持っています。
富士山は、私たちにとって、美しい景観や豊富な地下水などの恵みをもたらしています。この恵みは、特色ある地域社会を形成し、
潤いに満ちた文化を育んできました。
しかし、自然に対する過度の利用や社会経済活動などの人々の営みは、富士山の自然環境に様々な影響を及ぼしています。富士山の
貴重な自然は、一度壊れると復元することは非常に困難です。
富士山は、自然、景観、歴史・文化のどれひとつをとっても、人間社会を写し出す鏡であり、富士山と人との共生は、私たちの最も重要な
課題です。
私たちは、今を生きる人々だけでなく、未来の子供たちのため、その自然環境の保全に取り組んでいきます。
今こそ、私たちは、富士山を愛する多くの人々の思いを結集し、保護と適正な利用のもとに、富士山を国民の財産として、世界に誇る
日本のシンボルとして、後世に引き継いでいくことを決意します。
よって、山梨・静岡両県は、ここに富士山憲章を定めます。
1 富士山の自然を学び、親しみ、豊かな恵みに感謝しよう。
1 富士山の美しい自然を大切に守り、豊かな文化を育もう。
1 富士山の自然環境への負荷を減らし、人との共生を図ろう。
1 富士山の環境保全のために、一人ひとりが積極的に行動しよう。
1 富士山の自然、景観、歴史・文化を後世に末長く継承しよう。
富士山カントリーコード(平成10年3月 富士箱根伊豆国立公園富士山地域環境保全対策協議会制定)
―10の約束、美しい富士山をあなたと共にいつまでも―
1 「美しい富士山を後世に引き継ぐ」
日本一高く美しい富士山を,いつまでも美しく,我が国の自然風景の象徴として後世へ引き継ぎます。
2 「ゴミは絶対捨てずに,すべて持ち帰る」
富士山の美しい景観の中では少しでもゴミが落ちていると大変目立ちます。また,空気の薄い富士山では清掃も重労働で危険な
作業です。ゴミの持ち帰り運動に協力し,自分で持ち込んだゴミはすべて自宅まで持ち帰ります。
3 「ゴミになるようなものを最初から持っていかない」
近くに見えても頂上まではきつい道のりです。疲れないためにも,無駄な荷物は極力省き,ゴミを出さないようにします。
4 「登山道をはずれて歩かない」
登山道でない場所を歩くと,崩れやすいばかりか,植生を傷めることにもなります。登山道をはずれて歩かないようにします。
5 「登頂記念の落書きをしない」
登頂記念の石の落書きは,山頂の景観を著しく壊すことになります。石の落書きはしません。
6 「車道外へ車両等を乗り入れない」
オフロード車やオフロードバイクの車道外への乗り入れは,植生を傷め,動物の生息を脅かします。車道でない場所へは車,
バイクを乗り入れないようにします。
7 「溶岩樹型等の特殊地形を壊さない」
溶岩樹型などは富士山の歴史を物語る古文書です。特殊な地形について学び,大切にします。
8「駐車場ではアイドリングをしない」
アイドリングによる排気ガスはきれいな空気を汚します。駐車場での無駄なアイドリングはしません。
9 「動植物を採らない」
自然の中で生きる多様な動植物は,すべて富士山の自然の仲間です。富士山の動植物を大切にします。
10 「トイレなど公共施設をきれいに使う」
トイレをはじめ,公共施設は,一人が汚すと後から使う人達が不快です。一人ひとりが気をつけて,汚さず,壊さずに使います。
しかしながら、いくら立派な法律や条例、それに、モラル・コードがあっても、一部の心無い人達の為に、環境が大きく損なわれてはなりません。
21世紀の日本にとって、また、日本人にとって、富士山が抱える課題や困難を克服していくことのプロセスは、わが国の誇れる国土づくり、そして、日本人の意識や心の改革にもつながることだと思います。21世紀は「環境の世紀」ともいわれますが、富士山は、私達に、これらの問題を解決していく為の課題を投げかけているのかもしれません。
日本、そして、日本人の精神性を知る富士山は、過去から現在、そして、未来へと私ども人類、そして、人間の活動を見守り続ける地球と人類の歴史の生き証人でもあります。活きた火山でもある富士山は、マグマの活動と関係があるとされる「低周波地震」が多発しており、1707年(宝永4年)以来の300年振りの噴火の危険さえもささやかれており、見方によっては、富士山が私たち人間の所業に対して怒りを内発している様にも見えます。
ユネスコ世界遺産は、現在、世界の各地に830物件あります。このうち、わが国には、13物件(自然遺産が3物件、文化遺産が10物件)あります。世界遺産は人類共通の財産であり、私たち人類が守り未来に継承していかなければなりません。しかしながら、それぞれの世界遺産と人との関わりは、それぞれの人によって、感じ方や温度差があるのも事実です。
富士山と人との関わり、これも多様ですが、日本人の一人として外国人と接する場合においても、日本人の美意識として誇れるものの身近な存在の一つであり、内外を問わず、富士山、Mt.Fuji、Fujisan、Fujiyamaの愛好者が多いのにも、大変、驚かされます。NHK衛星放送(BS2)が2000〜2001年に実施した「21世紀に残したい日本の風景」の全国ランキングでも、堂々と1位にランクされました。
富士山が抱える課題や困難を克服し、名実共に内外に誇れる地球遺産にしていく道、これこそが、われわれ日本人が真の地球市民になれる道筋であるかもしれません。
富士山のユネスコ世界遺産化への道、それは、第一に、世界遺産の登録範囲を具体的にどの様にするのか、核心地域(コア・エリア)と緩衝地帯(バッファー・ゾーン)を明確にし合意形成を図っていくことです。関係市町村も、山梨県側は、富士吉田市、西桂町、忍野村、山中湖村、河口湖町、勝山村、足和田村、鳴沢村、上九一色村、下部町、静岡県側は、富士宮市、富士市、御殿場市、裾野市、小山町の5市4町6村と広範にわたります。
富士山南麓の静岡県富士宮市の富士山本宮浅間神社本殿【国の重要文化財】、富士山北麓の山梨県富士吉田市の北口本宮富士浅間神社西宮本殿、本殿、東宮本殿【国の重要文化財】、それに、静岡県袋井市の富士浅間宮本殿【国の重要文化財】、また、登拝道、地学的にも大変興味深い河口湖、山中湖、本栖湖、精進湖、西湖からなる富士五湖、それに、田貫湖をはじめ、溶岩流が残した日本最大の溶岩洞窟である三ッ池穴、富岳風穴【国の天然記念物】、富士風穴【国の天然記念物】、本栖風穴【国の天然記念物】、神座風穴【国の天然記念物】、駒門風穴【国の天然記念物】、大室洞穴【国の天然記念物】、鳴沢氷穴【国の天然記念物】などの溶岩洞窟群、それに、鳴沢熔岩樹型【国の天然記念物】、吉田胎内樹型【国の天然記念物】、船津胎内樹型【国の天然記念物】などの熔岩樹型群、富士山原始林(青木ヶ原)【国の天然記念物】、小田貫湿原、白糸の滝【国の名勝天然記念物】などの山麓地域、民有林や自衛隊の北富士演習場(山梨県富士吉田市、南都留郡山中湖村)や東富士演習場(静岡県御殿場市、裾野市、小山町)がある裾野の範囲が課題になると思います。
第二は、遠くから見ても近くから見ても、わが国の誇れる【特別名勝】であり、また、世界遺産にふさわしい自然の美しさを誰もが感じられる自然環境と富士山に生息する動植物など生態系の回復です。例えば、30kuにも及ぶ針葉樹と広葉樹が混合した自然林、青木ヶ原の樹海、亜熱帯針葉樹林帯のコメツガ、シラビソ林、森林限界の矮生のカラマツ、御中道付近の高山植物帯等の特徴のある植生です。
第三は、本来、富士山が有していた聖山への回帰です。富士山には、毎年約25万人の登山者、約3,000万人の観光入込客があります。観光関連業者との様々な軋轢が生じるかもしれませんが、カナダのカナディアン・ロッキー山脈の国立公園の様に利用目的別のパスポート制の導入を図るなど、まずは、静岡県側の富士宮口、御殿場口、須走口、山梨県側の吉田口、河口湖口などの登山口での入山規制を設けることだと思います。これは、有料制であっても良いと思います。
また、ゴミの不法投棄については、厳しい罰則規定を設けるなど聖域保全の為の環境条例の制定が急がれます。それに、民間NGOを活用するなどレンジャー(公園巡回管理人)の数を増やし環境保護等の監視を強化することだと思います。
人為的に富士山本来の美しさが損なわれているとしたら、環境保全対策などその阻害要因の問題解決を図っていかなければなりません。本来、顕著な普遍的価値を有する「人間と自然との共同作品」である文化的景観の概念が当てはまるのが本来の富士山の姿であったはずですから……。
文化的景観とは、人間と自然の共同作品で、人間と自然環境との相互作用の様々な表現を意味し、自然的環境との共生のもとに継続する内外の社会的、経済的及び文化的な力の影響を受けつつ時代を超えて発展した人間社会と定住の例証であり、
1)人間によって設計され意志的に創り出された庭園、公園などの景観
2)農林水産業などの産業と関連した景観など有機的に進化してきた棚田などの景観
3)信仰や宗教、文学、芸術活動などと関連する聖山などの景観
の3つのカテゴリーに分類することができます。
富士山の場合、基本的には、第3カテゴリーの信仰や宗教、文学、芸術活動などと関連する景観に該当すると思いますが、、昔日の景観ではなく、具体的に現在の風物景観を写真や絵におさめてみる必要があるように思います。また、第2カテゴリーの農林水産業などの産業と関連した景観など有機的に進化してきた景観、或は、第1カテゴリーの人間によって設計され意志的に創り出された景観についても、総点検してみるべきだと思います。
「富士山と周辺の文化的景観」として、例えば、
○富士山と浮島ヶ原(静岡県沼津市) 水田景観
○富士山と牧之原大茶園(静岡県菊川町) 畑地景観
○富士山と大渕の茶畑(静岡県富士市) 畑地景観
○富士山と日本平の茶畑(静岡県静岡市・清水市) 畑地景観
○富士山と朝霧高原の牧草地(静岡県富士宮市) 草地景観、牧畜景観
○富士山と三保松原(静岡県静岡市) 海浜景観
○富士山と駿河湾(静岡県) 桜えび漁等の出漁風景 漁業景観
○富士山と柿田川(静岡県清水市) 河川景観
○富士山と西伊豆海岸の農村集落と漁村集落(静岡県戸田村、西伊豆町) 集落景観
○富士山と富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市) 信仰景観 ○富士山と田貫湖(静岡県) 湖水景観
○富士山と北口本宮冨士浅間神社(山梨県冨士吉田市) 信仰景観
○富士山と河口湖(山梨県) 湖水景観
○富士山と山中湖(山梨県) 湖水景観
○富士山と本栖湖(山梨県) 湖水景観
○富士山と精進湖(山梨県) 湖水景観
○富士山と西湖(山梨県) 湖水景観
○富士山と忍野八海(山梨県南都留郡忍野村) 湧水池景観
○富士山と忍野村内野(山梨県南都留郡忍野村) 畑地景観
○富士山と登美の丘(山梨県甲斐市) 畑地景観
○富士山と信玄堤、信玄橋(山梨県甲斐市) 伝統的産業や生活を示す文化財の周辺の景観
○富士山と御坂峠(山梨県南都留郡富士河口湖町) 文学活動などと関連する景観
などが挙げられます。
文化的景観の概念は、1992年に世界遺産条約履行の為の作業指針(Operational Guidelines)に新たに加えられたもので、わが国の文化財の範疇では、庭園、橋梁、渓谷、海浜、山岳などの名勝がこれに近い範疇でしたが、2004年6月にわが国で初めての景観についての総合的な法律である「景観法」(都市、農山漁村等における良好な景観の形成を図るため、良好な景観の形成に関する基本理念及び国等の責務を定めるとともに、景観計画の策定、景観計画区域、景観地区等における良好な景観の形成のための規制、景観整備機構による支援等所要の措置を講ずる)の制定に伴い、2004年に文化保護法が一部改正され、文化財の種類に、新たに【重要文化的景観】が加わりました。
2005年11月に、「近江八幡の水郷」(滋賀県近江八幡市)が、わが国初の【重要文化的景観】に選ばれました。「近江八幡の水郷」は、近江八幡市の北東部に広がる西の湖やその周辺に展開するヨシ原などの自然環境が、西の湖の北岸に面する円山の集落の簾(すだれ)や葭簀(よしず)などのヨシ産業などの生業や内湖と共生する近江八幡の地域住民の生活と深く結びついて発展した風景である文化的景観です。
また、2006年7月には、「一関本寺の農村景観」(岩手県一関市)が第2号として、選定されています。今後も、わが国を代表する【重要文化的景観】が全国的に指定されていくと思います。当然のことながら富士山に係る【重要文化的景観】も指定されると思いますが、この指定区域の範囲を決め、手続きを行う上のプロセス、なかでも、申出を行う自治体による
(1)文化的景観保存計画の策定
(2)文化的景観保存条例の制定
(3)申出についての所有者への同意確認
などの作業がきわめて重要です。
かつては、富士山に登ると、山麓から山頂にかけての植物相の変化やここに生息する鳥類などの変化も観察ことが出来たはずですから‥‥。中途半端な山頂と五合目のバイオ・トイレにしろ、自動販売機にしても富士山のランドスケープとはマッチしません。人工の造形物を造るのであれば、環境省による富士山ビジター・センターの様な施設を山頂の近くにも設けて欲しいと思います。
畏敬すべき山ではあっても恥ずべき山であってはなりません。
富士山をユネスコ世界遺産にする為には、一重に、富士山を取り巻く環境を大事にする私たち日本人一人一人のモラルとマナーにかかっている様に思います。資質の高い山ですから、きっと実現できるに違いありません。
毎日新聞がテレビで、「富士山が世界遺産になれなかったのは………」というキャンペーンを行っていましたが、果たしてどうでしょうか。富士山の名誉回復の為にも、わが国が内外に誇れる数少ない財産の一つである富士山をユネスコの世界遺産にしようではありませんか。富士山の世界遺産化は、地元の山梨県と静岡県だけが考える課題ではなく、全国民的な議論に高めていくべき課題である様に思います。
2001年12月にフィンランドのヘルシンキで開催さた第25回世界遺産委員会では、ドラマティックな山岳景観を誇る世界的にも有名なドイツ、オーストリア、フランス、イタリア、スロヴェニア、スイスの6か国にまたがるアルプス山脈のうちスイス側のユングフラウ、アレッチ、ビエッチホルンが自然遺産として世界遺産に登録されました。まずは、スイス側からということになりましたが、世界遺産登録運動の開始から実に20年の歳月がかかったと言われています。
富士山の環境保全の為に山梨県と静岡県の一体行政が望ましいのであれば両県の合併、若しくは、「富士山州」の様な道州制への移行も視野に入れるべきだと思います。既成概念から脱却し、多角的、そして、総合的に富士山を取り巻く環境を総点検し、あるべき姿へと回復、そして、再生させていかなければなりません。富士山の存在とはそんなに大きなものなのです。
鑑賞上、景観上、学術上、或は、歴史上、芸術上、そして、保全上などあらゆる視点から富士山を見つめ直し、或は、多角的、或は、多面的な富士山学を通じて、その顕著な普遍的価値や重要性を英知を結集し証明していくことが求められています。
わが国の誇れる秀峰富士山の世界遺産登録を実現する為の国民会議も2005年4月に設立されました。また、文化庁も世界遺産暫定リストの候補物件を全国の自治体に公募しました。そして、2007年11月、静岡県と山梨県の両県による富士山世界文化遺産登録推進両県合同会議は、暫定リスト素案を決定、文化庁に提出、富士山は、その中から、「富岡製糸場と絹産業遺産群」、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」、「飛鳥・藤原の宮都とその関連遺跡群」、それに、自然遺産候補の「小笠原諸島」(環境省・林野庁所管)と共に選定され、2007年1月に、ユネスコの世界遺産暫定リストに登録されました。
富士山の世界遺産登録に向けての構成資産は、現在のところ、下記の65物件が挙がっています。
<山梨県と静岡県の両県共通 3物件>
□富士山 山梨県、静岡県 【一部国指定】(特別名勝)
□お鉢巡り 県境未確定地 【国指定】(特別名勝指定地内)
□御中道 山梨県、静岡県 【国指定】 (特別名勝指定地内)
<静岡県側 25物件>
□万野風穴 富士宮市 【国指定】
□駒門風穴 御殿場市 【国指定】
□印野の熔岩隧道 御殿場市 【国指定】
□白糸の岳 富士宮市 【国指定】
□湧玉池 富士宮市 【国指定】
□小浜池 三島市 【国指定】
□柿田川 清水町 未指定
□鮎壺の滝 沼津市・長泉町 県指定
□五竜の滝 裾野市 県指定
□千居遺跡 富士宮市 【国指定】
□大鹿窪遺跡 芝川町 未指定
□富士山本宮浅間大社(境内地) 富士宮市 未指定
□山宮浅間神社 富士宮市 市指定
□山頂信仰遺跡(富士山本宮奥宮を含む) 未指定
□村山浅間神社 富士宮市 未指定
□村山浅間神社境内水垢離場 富士宮市 未指定
<山梨県側 37物件>
□神座風穴附 蒲鉾穴および眼鏡穴 鳴沢村 【国指定】
□鳴沢氷穴 鳴沢村 【国指定】
□大室洞穴 鳴沢村 【国指定】
□竜宮洞穴 富士河口湖町 【国指定】
□西湖蝙蝠穴およびコウモリ 富士河口湖町 【国指定】
□本栖風穴 富士河口湖町 【国指定】
□富岳風穴 富士河口湖町 【国指定】
□富士風穴 富士河口湖町 【国指定】
□吉田胎内樹型 富士吉田市 【国指定】
□船津胎内樹型 富士河口湖町 【国指定】
□富士山原始林(青木ケ原樹海含む) 鳴沢村、富士河口湖町 【国指定】
□北口本宮冨士浅間神社本殿 富士吉田市 【国指定】
□北口本宮冨士浅間神社東宮本殿 富士吉田市 【国指定】
北口本宮冨士浅間神社西宮本殿 富士吉田市 【国指定】
□冨士御室浅間神社本殿 富士河口湖町 【国指定】
□吉田口登山道 富士吉田市、富士河口湖町 【国指定】
□船津口登山道 鳴沢村、富士河口湖町 【国指定】
□鎌倉往還 富士吉田市、忍野村、山中湖村 【国指定】
□鳴沢の熔岩樹型 鳴沢村 【国指定】
□忍野八海 忍野村 【国指定】
□小佐野家住宅(主屋・蔵)附 家相図一枚 富士吉田市 【国指定】
□躑躅原のレンゲツツジおよびフジザクラ群落 富士吉田市 【国指定】
□山中のハリモミ純林 山中湖村 【国指定】
□外川家住宅二棟(主屋一棟、離座敷一棟)附 門一棟、棟札一枚 富士吉田市 市指定
□河口浅間神社本殿 富士河口湖町 町指定
□河口浅間神社の七本杉 富士河口湖町 県指定
□忍草富士浅間神社本殿と棟札 忍野村 村指定
□北口本宮冨士浅間神社(拝殿、幣殿) 富士吉田市 市指定
□三ツ峠山 西桂町、富士河口湖町 未指定
□三国峠 山中湖村他 未指定
□フジマリモ 山中湖村 県指定
□御坂峠(鎌倉街道)・御坂城の展望地 富士河口湖町 町指定
□天下茶屋および太宰治文学碑周辺の展望地 富士河口湖町 未指定
□十二ヶ岳 富士河口湖町 未指定
□竜ケ岳 身延町、富士河口湖町 未指定
□側火山 富士河口湖町、鳴沢村 未指定
□甲斐金山遺跡 中山金山 身延町 【国指定】
2009年3月に「富士山静岡空港」が開港します。この頃までに、富士山の世界遺産登録実現をめざす場合、時間は余り残されていません。21世紀初頭のナショナル・プロジェクトの一つとして位置づけ、抽象的な議論はこれまでとし、文化庁がリーダーシップを発揮し、具体的な登録準備の作業に着手すべきだと思います。
<文責 古田陽久>
(注1)成層火山(コニーデ)とは、溶岩、火山灰、火山礫が互層をなして形成された火山。
代表的なものとしては、キリマンジャロ山(タンザニア)、マヨン山(フィリピン)、ナウルホエ山(ニュージーランド)、ベスビオ山(イタリア)、クリュチェフスカヤ山(ロシア連邦)、レーニア山(アメリカ)などがあげられる。わが国では、富士山をはじめ、鳥海山、磐梯山、岩木山、桜島など。
(注2)自然遺産と文化遺産の両方の登録基準を満たす複合遺産は、世界遺産条約の本旨である自然と文化との結びつきを代表するもので、現在、下記の24物件がユネスコの世界遺産に登録されています。
ギョレメ国立公園とカッパドキア、ヒエラポリス・パムッカレ(トルコ)、泰山、黄山、峨眉山と楽山大仏、武夷山(中国)、カカドゥ国立公園、ウルル・カタジュタ国立公園、ウィランドラ湖群地方、タスマニア森林地帯(オーストラリア)、トンガリロ国立公園(ニュージーランド)、アトス山、メテオラ(ギリシャ)、セント・キルダ(イギリス)、ピレネー地方ーペルデュー山(フランス・スペイン)、イビサの生物多様性と文化(スペイン)、文化的・歴史的・自然環境をとどめるオフリッド地域(マケドニア)、ラップランドの貴重な自然ーサーメ文化(スウェーデン)、タッシリ・ナジェール(アルジェリア)、バンディアガラの絶壁(ドゴン人の集落)(マリ)、オカシュランバ・ドラケンスバーグ公園(南アフリカ)、ティカル国立公園(グアテマラ)、マチュ・ピチュの歴史保護区、リオ・アビセオ国立公園(ペルー)
「富士山をユネスコ世界遺に!」について、当シンクタンクの会員の皆様をはじめ広く英知を募りたいと思いますので、ご忌憚のないご意見をお寄せ下さい。
数多く頂いたご意見のなかで、ユネスコ世界遺産に登録されている物件のなかで、文化的景観や複合遺産についての関心が大変高いことがわかりました。これらを踏まえて、下記の5冊を出版しています。
「世界遺産ガイド−文化遺産編−2006改訂版」(シンクタンクせとうち総合研究機構 発行)
「世界遺産ガイド−文化遺産編ーW文化的景観」( 同上 )
「世界遺産ガイド−名勝・景勝地編ー」( 同上 )
「世界遺産ガイド−自然遺産編−2006改訂版」( 同上 )
「世界遺産ガイド−複合遺産編−2006改訂版」( 同上 )
また、世界遺産条約の趣旨、世界遺産にしていく為の登録要件等の基礎知識については、下記の文献をご参照にして下さい。
「世界遺産ガイド−世界遺産条約とオペレーショナル・ガイドラインズ編」(シンクタンクせとうち総合研究機構 発行) New
「誇れるガイド−自然公園法と文化財保護法」 ( 同上 ) New
「世界遺産ガイド−世界遺産条約編−」
「世界遺産ガイド−国立公園編−」( 同上 )
「世界遺産ガイド−危機遺産編−2006改訂版」 ( 同上 )
「世界遺産ガイド−世界遺産の基礎知識」 ( 同上 )
「世界遺産Q&A−世界遺産の基礎知識−2001改訂版」 ( 同上 )
「世界遺産Q&A−世界遺産化への道しるべ−」 ( 同上 )
「世界遺産キーワード事典」 ( 同上 )
「世界遺産事典−851全物件プロフィール−2008改訂版」 ( 同上 )
「世界遺産マップス−地図で見るユネスコの世界遺産−2008改訂版」 ( 同上 )
「世界遺産フォトス−写真で見るユネスコの世界遺産−」 ( 同上 )
「世界遺産フォトス−第2集 多様な世界遺産−」 ( 同上 )
「世界遺産データ・ブック−2008年版−」 ( 同上 )
「世界遺産ガイド−日本編−2006改訂版」 ( 同上 )
「世界遺産ガイド−日本編−2.保存と活用」 ( 同上 )
「世界遺産学入門 −もっと知りたい世界遺産−」 ( 同上 )
「世界遺産入門−過去から未来へのメッセージ−」 ( 同上 )
また、富士山のほかにも日本には、内外に誇れるすばらしい自然環境や文化財が数多くあります。当シンクタンクでは、これらを地域別・都道府県別・項目別に整理してみましたので、これらもご参考にして下さい。
「誇れる郷土ガイド −東日本編−」(シンクタンクせとうち総合研究機構 発行)
「誇れる郷土ガイド −西日本編−」( 同上 )
「環日本海エリア・ガイド」( 同上 )
「誇れる郷土ガイド −北海道・東北編−」( 同上 )
「誇れる郷土ガイド −関東編−」( 同上 )
「誇れる郷土ガイド −中部編−」( 同上 )
「誇れる郷土ガイド −近畿編−」( 同上 )
「誇れる郷土ガイド −中国・四国編−」( 同上 )
「誇れる郷土ガイド −九州・沖縄編−」( 同上 )
「誇れる郷土ガイド −全国47都道府県の観光データ編−」( 同上 )
「誇れる郷土ガイド −全国47都道府県の誇れる景観編−」( 同上 )
「誇れる郷土ガイド −口承・無形遺産編−」( 同上 )
「誇れる郷土ガイド −全国の世界遺産登録運動の動き−」( 同上 )
「誇れる郷土データ・ブック −全国47都道府県の概要−2004改訂版」( 同上 )
シンクタンクせとうち総合研究機構 事務局 sri@orange.ocn.ne.jp
本エッセイの改訂記録
●2008年2月1日 第6次改訂
●2007年9月30日 第5次改訂
●2006年9月15日 第4次改訂
●2005年12月10日 第3次改訂
●2005年10月28日 第2次改訂
●2004年9月15日 第1次改訂
富士山関連取材並びに古田陽久の講演、出演記録
●NHKラジオ第一「土曜ジャーナル」
世界遺産登録で富士山は変わるのか〜富士山の将来像を探る〜(2008年2月23日)
●読売新聞山梨・静岡版「世界遺産への道」【5】登録活動の゛産物゛(2008年2月6日)
●毎日新聞「企画特集 きょうはみどりの日 富士山のごみ まだ残る」(2007年5月4日)
●岳南朝日「富士山の世界文化遺産登録『環境、景観問題解決の機会に』」(2007年4月22日)
●富士ニュース「地元の熱意と支援 広域連携が不可欠」(2007年4月21日)
●富士青年会議所主催「富士青年会議所創立50周年事業特別企画4月公開例会 「世界遺産で富士市が変わる?」」
(於:静岡県富士市 2007年4月19日)
●山梨日日新聞「富士吉田でシンポジウム 文化的価値を探る」(2007年3月18日)
●富士山文化的景観協議会主催「富士山の文化的景観を考える」(於:山梨県富士吉田市 2007年3月17日)
●国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所主催
「第16期 富士・伊豆地域文化塾 文化遺産とまちづくり〜文化遺産と共に暮らす地域」(於:静岡県沼津市 2007年2月14日)
●読売新聞静岡支局主催「世界遺産シンポジウム〜世界文化遺産に向けて」(於:静岡県静岡市 2006年10月15日)
●静岡新聞(2006年1月1日)
●静岡第一テレビ「ドキュメント静岡 富士山の光と影」 (2005年11月19日)
●富士コミュニティエフエム放送「プロジェクト・チーム富士山」(2005年11月11日放送)
●FM富士「ON THE FREEWAY」(2001年8月19日放送)
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